2021年11月05日
買い物をしよう
今回は、IADL(手段的日常生活動作)の向上のための療育について紹介します。
ADLは「日常生活動作」と言い、日常生活を送るために最低限必要な日常的な動作で、「食事、排泄、着脱衣、入浴、歩行・移動」を指します。それに対して、IADLは、「手段的日常生活動作」で、「電話、買い物、食事の準備、家事、洗濯、服薬管理、金銭管理」を指しています。
今回はIADLの向上(買い物)に焦点を当てた療育を紹介します。
買い物に関しては、①値段の理解、値段が言える。②10円玉や百円玉でお金を払うことができる。③大き目の金額で払い、お釣りをもらう。などが考えられます。
①では、スーパーやファーストフード店のチラシを見て、食べたいものの値段を言えるようになることから始めます。百の位や十の位など、位の理解ができていない子どもも少なくないため、写真の様な位を意識できるカードを準備すると、言えるようになります。
②では、お菓子カードの価格(10円~150円)に応じて、十円玉と百円玉で払う練習をします。出来るようになれば、50円玉を使って枚数を減らすことも練習していきます。
①や②が十分できる子どもには、お菓子屋の店主になってもらって、商品を売ったり、百円玉からお釣りを渡したりすることもあります。
こうした活動を繰り返すことで、少しずつ買い物の仕方を学んでいきます。これからは、キャッシュレスの時代という考え方もありますが、量的な感覚をつかみ、お金を管理できるようにしていくために大事なことだと考えます。
ADLは「日常生活動作」と言い、日常生活を送るために最低限必要な日常的な動作で、「食事、排泄、着脱衣、入浴、歩行・移動」を指します。それに対して、IADLは、「手段的日常生活動作」で、「電話、買い物、食事の準備、家事、洗濯、服薬管理、金銭管理」を指しています。
今回はIADLの向上(買い物)に焦点を当てた療育を紹介します。
買い物に関しては、①値段の理解、値段が言える。②10円玉や百円玉でお金を払うことができる。③大き目の金額で払い、お釣りをもらう。などが考えられます。
①では、スーパーやファーストフード店のチラシを見て、食べたいものの値段を言えるようになることから始めます。百の位や十の位など、位の理解ができていない子どもも少なくないため、写真の様な位を意識できるカードを準備すると、言えるようになります。
②では、お菓子カードの価格(10円~150円)に応じて、十円玉と百円玉で払う練習をします。出来るようになれば、50円玉を使って枚数を減らすことも練習していきます。
①や②が十分できる子どもには、お菓子屋の店主になってもらって、商品を売ったり、百円玉からお釣りを渡したりすることもあります。
こうした活動を繰り返すことで、少しずつ買い物の仕方を学んでいきます。これからは、キャッシュレスの時代という考え方もありますが、量的な感覚をつかみ、お金を管理できるようにしていくために大事なことだと考えます。